第4章 正確な自己評価
https://gyazo.com/154c8ee26c2a27cc517f773a80364a19
自尊心の低い人は自分自身を正確に見ていない
短所が拡大され長所はひどく縮小されている
長所を過小評価したり、短所を過大評価したりするのではなく、本来のあなたという人間を認識し、その価値をありのまま認めることを学ぶ。
自己概念のリスト
以下の領域について自分自身をできるだけ多くの単語や文章で書き表してみよう
1. 身体的外見
2. 他者との交流の持ち方
3. パーソナリティ
4. 他者はあなたをどう捉えているか
5. 学校や職場での成績
6. 人生の日常の課題にどう取り組んでいるか
7. 精神機能
8. 性的志向
リストを書き終えたら+, ーをつける
どちらにも該当しないか、自分自身についての事実に基づく観察には何も印をつけない
自分の欠点をリストにする
新しい髪を用意して2つの列にする
左側にマイナスを付けた項目を一つずつ書き込んでいく
各項目の間に3行の空欄を置き、書き直したり変化を書き込んだりする十分な余地を残しておく
欠点があることは何も間違いではない
問題なのは自分に対する攻撃のために自分の短所を使うこと
短所のリストを修正し始める際に従うべき4つの規則
1. 侮蔑的な言葉を使わない
2. 正確な言葉を使う
主観ではなく客観的に(数字など)
3. 漠然とした言葉ではなく、明解な言葉を使う
「すべて」「いつも」「けっして」「完全に」といった単語は消す
4. 例外や相応する長所を探す
あなたの長所をリストにする
自分の長所を知ることは簡単な課題ではない
文化的条件づけ: アメリカ文化では自慢することに対してどちらかというと両価的である
親からの条件づけ: 自身の肯定的な側面を認識するのをためらう経験を自分の家族の中で経験してきたかもしれない
批判的な親は子供が自慢するといってしばしば罰を与えたりする
自分の才能を誇ると不安が生じるようになるかもしれない
自己概念リストに戻って+をつけた項目を全て書き出す
練習
あなたが最も愛した、あるいは尊敬していた人について数分間考える
どのような性質に惹かれたのか?
リストに記入する
これでリストは完成する
リストが完成したら内省の道具として用いることができる
もし他者に重視する性質があなた自身にもあることに気づいたのに長所のリストに入っていなければそれを書き込む
詳しく表現するために同義語、形容詞、副詞を使って完全な文章に書き直す
否定的な表現を削り、肯定的な表現にして、不誠実な褒め言葉を使わない。
あなたは長年にわたって否定的な性質のリストを作り上げてきた
今度は長所に対して同じ時間をかけていく
新しい自己描写
長所と短所を用いて正確で公平で支持的な自己描写を創り上げていく
これは真実から逃れるような描写であってはならない
変えたいと思っている短所も認める
あなたのアイデンティティの否定しようのない部分となっている個人的資質も含めておく
新たな描写は自己概念リストの8領域すべてを含んでいなければならない
より重要な長所と短所も含まれていなければならない。
自分の長所を誉める
自分を貶めていると感じるときに自分の長所を思い出す
毎日記憶を引き出すシステムが必要
3つの方法
1. 毎日の肯定
2. 気づきのサイン
短い肯定の言葉を目に入る場所に配置しておく。
3. 積極的統合(active integration)
長所を明らかに発揮した特定の例や状況を思い出すこと
単語の集合から特定の記憶に変換するので積極的統合と呼ばれる
正確で詳しく中立的な真実こそが批評家の口を封じる
自分の長所を認識し、それを記憶しておく
自分の短所を正確に、特定して描写し、けっして侮蔑的に表現しない
あなた自身が大いに関わらなければならない側面を取り上げている。批評家があなたを攻撃し、誇張し、否定的な一般化を浴びせかけてきたら、それを止めなければならない。